社内でとにかく好評。
今では「当たり前のツール」になりました。
マジックコネクトの導入までは紆余曲折ありましたが、今となってはマジックコネクトを使った仕事のしかたが普通です。
ちょうどメールなどと同じ感覚のツールですね。あってあたりまえ、誰にでも使える、そしてむずかしくない。もちろん最初は怪訝な表情だった人もいますが、使ってみたら便利じゃないか、と。確かに、出張先や自宅から会社にある自席のPCにアクセスできて、普通に使えて、セキュリティも完璧というのは画期的なことですからね。
在宅勤務の際でも、会社にいるときと同じ環境で仕事ができるという意味ではこれほど便利なものはありません。子育て中のスタッフからも「帰宅してからの空いた時間を有効活用できる」と評判です。ワーク・ライフ・バランスの取れたライフスタイルの実現にも効果があるということでしょう。
４～５年前でしょうか。当社は仕事量の増加に伴って、業務の利便性を考慮しなければならない局面を迎えていました。会社の中だけで仕事ができればいいのですが、外に出ないというわけにもいきません。また、海外のお客様とのやりとりは、時差の関係からどうしても夜になるのが避けられません。いずれにせよ、外出先でも仕事ができる方法としてVPNの導入を検討することにしました。 ルータベースのVPNシステムをずいぶん検討しましたが、専用のサーバも必要になりますし、クライアント側にソフトもインストールしなければなりません。ソフトについてはフリーソフトという選択もあるのでしょうが、会社側から見ると、誰がどこで作業しているか判らないのでこれは却下。
最終的にはローカルへのデータコピーや、プリントの制御をする際の設定に手間がかかることなどもあり、選考から外れました。その後１～２年くらい探し続け、ようやく巡り会えたのがマジックコネクトでした。
USBキー型の「マジックコネクト無料お試しキット」を使ってみたところ、これはいいなと感じました。そこで、まずは数十本ほど導入。これを社内にさりげなく広めました。使用を義務づけると、どうしても反発が出ますでしょう（笑）。
狙いは当たり、すぐに使いたいという要望が数人から出ました。後は使った人間の「これは便利だ」という口コミで利用希望者がスムーズに増加。
そのタイミングで、指紋認証型のUSBキーに切り替えました。一般型のUSBキーでも、ユーザ名、パスワードとUSBキーの固有情報を用いた多要素のVPN接続認証に加え、Windowsのログオン認証と複数の認証がかけられます。
セキュリティはそれだけでも十分高いのですが、指紋認証型であればまず始めに個人認証が加わりますからね。文字通り鉄壁のセキュリティがかけられるというわけです。
当社の業務の性質上、顧問先へ出向いての指導や監査が不可欠ですが、その際、PCに重要な顧客データを入れていく必要がなくなりました。自席にあるPCのファイルの参照や更新などを、出先から自在に行えるようになったためです。
その結果、PCの中にデータを残す必要もなくなりました。これが最大のメリットですね。会社でやり残した仕事があっても、外出先や自宅からアクセスしてその続きを進めることができるようにもなりました。
そして、東日本大震災の時には文字通りマジックコネクトが大活躍。ストックしておいた50名分を一挙に配り、どこにいても仕事ができる状況をサポートすることができました。
それが使い勝手の良さを理解してもらえるきっかけにもなり、現在の利用状況にも繋がっています。また、水痘やインフルエンザといった伝染性の病気に罹ったときなどの在宅勤務にも効果を発揮しています。
今では入社時にマジックコネクトを「外出先でも仕事ができるツール」として紹介しています。そのおかげで社内での認知度と利用頻度がだいぶ上がりました。
一方、便利だからということで「使わなくても持っている」ことを防ぐ意味も兼ねて、３週間に１回程度、利用状況の確認を行っています。これは副次的に紛失確認にもつながりますので、今まで紛失が報告されたケースはありません。
なお、当社ではマジックコネクトを使う際にMCアシスト（自動接続機能）を併用しています。使う人が指紋を認証させるだけで会社のPCへ自動接続してログオン画面が表示される便利な機能ですが、指紋登録や自動接続の初期設定には少々知識が必要なため、情報システム担当が前もって各種設定を行っておくようにしています。
最低限の操作でかんたんに使うことができますので、パソコンがあまり得意でない人にも使いやすいと好評です。
とにかく、今では導入前の苦労がうそのようです。
マジックコネクトは「場所と時間」という縛りから、
仕事と社員を解放してくれました。
指紋認証型
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