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NTTテクノクロス株式会社

株式会社DTS

お客様先へ常駐するという当社の業務特性上、社員約2,800人の半数はお客様の会社で一日中勤務しています。ですので、自社へ戻るのは月に一度の全体会議のときだけ、というようなケースも少なくありません。そんな業務形態の中、マジックコネクトの導入でいともかんたんに情報を共有できる仕組みができたことは文字通り特筆に値します。

導入を検討された理由を教えていただけますか。

従来のVPN装置の利用には、どうしても限界がありました。

以前使用していたVPN装置は同時接続数の制約や発生するコストの問題もあって、一部のリーダーだけがサービスを利用している状態でした。そのため、全社的な情報共有や日々のコミュニケーションがなかなか取り辛いというジレンマがありました。さらに時代の流れにより、セキュリティ対策が以前にも増して重要になってきました。そのころのVPN装置は今ほどセキュリティが強固ではなく、情報漏洩対策は使う人のモラルやルールに依存する部分が大きかったんですね。それをシステム側でカバーしたいという思いもありました。これらの問題点を解消できる新しい仕組みを探す中で、マジックコネクトに巡り会えたのです。

導入の決め手は何だったのでしょう。

USBキータイプで高セキュリティの製品という点でした。

導入にあたっては競合他社製品も候補に上がりましたが、決め手はUSBキータイプで情報漏洩対策がしっかり図れるというところでした。USBキーさえあれば、自宅のパソコンから社内LANへアクセスできるようになるので、新たに端末を導入する必要がなくなります。また、画面転送型なので、従来のVPNのように手元にファイルを持ってくる必要がなく、情報漏洩対策が図れます。
こういった製品は、導入当時(2007年)にはまだ少なく、マジックコネクトが先駆者的存在だったということも大きかったと思います。

導入にあたって気になったことがあれば教えてください。

回線の問題と用途外の利用に対する懸念、どちらも杞憂に終わりました。

まずは回線の問題ですね。社外で仕事をする社員が使うツールとして導入したので、当初から千数百名が利用することを想定していました。そうなると回線にどれだけ負荷がかかるのか、ということがクローズアップされてきます。そこで、本格導入前に試行運用を実施して検証を行いました。ネットワークのトラフィックを確認した結果、想定した最大利用者数でも問題はないことがわかりました。もうひとつの懸念は、当時のUSBキーには記憶領域があったため、お客様先や自宅で、そこにデータを書き込みされてしまうのではないかということでした。こちらについてはNTTアイティ(現 NTTテクノクロス)さんにお願いをして、データを入れることができないように記憶領域を圧縮してから納品してもらうことで改善できました。

導入してみた感想はいかがですか。

コミュニケーションロスが著しく減りました。

セキュリティを保った状態で社外のどこからでも簡単に社内システムを利用できるようになり、見違えるほど便利になりました。ただ、一部のお客様についてはセキュリティの規定上、マジックコネクトの持ち込みができない場合もあるんです。USBキーを差しただけで警報が出るようなシステムを導入されている場合もありますからね。そのような場合は帰宅してからマジックコネクトでメールをチェックしたり、社員への周知事項を掲載してある社内ポータルやグループウェアを利用するというように、テレワーク的な使い方をしています。このようなケースでは半日弱のタイムラグが発生するため、残念ながら全社的にタイムリーなコミュニケーションが可能になっている、とまでは言い切れません。とは言え、社外で活動する社員がマジックコネクトを持ったことでコミュニケーションロスが著しく減ったことは間違いのない事実です。

運用上の課題があればお聞かせください。

情報活用の自由度とセキュリティの両立です。

広く情報発信をすると同時にセキュリティの担保も取らなければいけない、という問題があります。SSL-VPN装置ならば手元端末にデータをダウンロードして編集ができますが、情報漏洩の心配があります。マジックコネクトではダウンロードを一切、禁止するタイプを選んだことで、その心配がなくなりました。認証や情報の取り扱いが厳しくなりましたが、今はセキュリティポリシーとして社内で理解をして貰っています。今後は関連部署と連携して運用部分でカバーして行くことになるでしょうね。現在、返送が必要な個人向けの書類や届出書などは、メールへのファイル添付で対応しています。これを近い将来は必要なファイルをターミナルサーバーの個人エリアへダウンロードしてから編集し、そこからしかるべきところへアップロードする…というように変えていくのが目標です。運用ルールを更新して、もっともっと利便性を上げていきたいですね。

今後の展開について教えてください。

守りだけではなく、攻めのツールとしても活用したいですね。

これまでのマジックコネクトの使い方は社員に向かってブロードキャストすることを主眼に置くなど、守りとしての意味合いが強かったんです。これからはマジックコネクトやスマートデバイスを業績のアップにどう結びつけていくかというように、攻めのツールとしても使うことに頭を切り換えていく必要があると思います。プレゼン資料などをあらかじめ社内のサーバーへ上げておき、それをマジックコネクトを使ってお客様の目の前でデモンストレーションするような営業支援ツールとしての使い方をはじめ、子育て中の女性を支援する在宅勤務の援用など、今後はさまざまな形で利用できるようにしていきたいと考えています。

取材日:2012.11.26

企業データ

株式会社DTS

  • 業種:情報・通信
  • 従業員数:2,750名(2012年3月末・単独)
  • Webサイト:http://www.dts.co.jp/

利用製品

オンプレミス製品