はじめに
「マジックコネクトで手元端末のマイクを利用する方法」の手順を 全て実施した後でも、マジックコネクトで接続後、対象機器(接続先機器)において「リモート オーディオ」が表示されなかった対処策を、Windows 10 を例に本ページにてご説明いたします。
手順
Step 1
デスクトップ画面左下のWindowsアイコンを右クリックして、出てきたメニューから「デバイスマネージャー」を左クリックします。

Step 2
デバイスマネージャーウィンドウの中の「オーディオの入力および出力」の項目の「>」を左クリックすると、一覧が表示されます。
その一覧の中に[マイクの形のアイコンをしたリモートオーディオ] と [スピーカーの形のアイコンをしたリモートオーディオ]の【2つ】があることを確認します。

・2つとも表示されている場合は、以降の手順は実施せず、Teams等お使いのアプリを再起動いただき、「リモート オーディオ」が表示されるかどうか、再度ご確認ください。
・1つのみ表示されている、あるいは、2つとも表示されていない場合は、このままStep 3をご確認ください。
Step 3
[スタート] ボタンをクリックし、[プログラムとファイルの検索] に「gpedit.msc」と入力し、Enter キーを押し、[ローカル グループポリシー エディター] 画面を表示し、
以下の順に移動します。
[コンピュータの構成] → [管理用テンプレート] → [Windows コンポーネント] → [リモート デスクトップ サービス] → [リモート デスクトップ セッション ホスト] → [デバイスとリソースのリダイレクト]
下記の項目を「有効」にします。
・オーディオ録音リダイレクトを許可する
・オーディオおよびビデオ再生リダイレクトを許可する

Step 4
Step 1, 2 を再度ご実施いただき、[マイクの形のアイコンをしたリモートオーディオ] と [スピーカーの形のアイコンをしたリモートオーディオ]の【2つ】が表示されることをご確認ください。
・2つとも表示されている場合は、以降の手順は実施せず、Teams等当該アプリを再起動して、[リモート オーディオ]を選択し、マイクが有効になっているかどうかご確認ください。
・1つのみ表示されている、あるいは、2つとも表示されていない場合は、このままStep 5以降をご確認ください。
!!重要!!
以降の手順はレジストリの変更を伴います。問題発生時にPCの復旧が可能など、Windowsに関する技術的な知識が無い場合、本手順はおすすめいたしません。
また、本手順を実施する場合は、事前にバックアップを取得し、問題発生時には復旧ができる状態にしてから、手順を慎重に実施いただけますようお願いします。
Step 5
対象機器に管理者権限のWindowsユーザーでログオンします。
Step 6
Win+rキーを押下して、ファイル名を指定して実行の画面を開き、名前に「regedit.exe」を入力して、「OK」を押します。
Step 7
画面左側から、以下の場所を開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\WinStations\RDP-Tcp
Step 8
画面右側から、以下の名前をダブルクリックで開き、値を「0」にします。
fDisableAudioCapture
Step 9
対象機器の Windows OS を再起動します。
再起動後、Step 1, 2 を再度ご実施いただき、[マイクの形のアイコンをしたリモートオーディオ] と [スピーカーの形のアイコンをしたリモートオーディオ]の【2つ】が表示されることをご確認ください。
2つとも表示されている場合は、Teams等当該アプリを再起動して、[リモート オーディオ]を選択し、マイクが有効になっているかどうかご確認ください。
以上で「手順」は終了です。