はじめに
WOLコントローラ「MC3000」で対象機器(接続先機器)を起動できない場合、下記の原因が考えられます。
本ページでは、MC3000で対象機器を起動できない場合の、原因の切り分け手順を説明します。
手順
注意事項
Windowsファイアウォール以外のファイアウォールを使用している場合は、事前に本ツール名(MPFinder.exe)もしくはマジックパケットを検出するポート番号(初期設定:9)の通信を許可してください。
Step 1
MC3000で起動したい対象機器に、「MagicPacket Finder」をダウンロードします。
原因切り分けツール「MagicPacket Finder」のダウンロードStep 2
ダウンロードした「mpfinder.zip」を右クリックし、表示されたメニューから「すべて展開...」を選択し、ファイルを展開します。
Step 3
ダウンロードした場所にある「MPFinder.exe」を右クリックし、表示されたメニューから「管理者として実行...」を選択します。

Step 4
ツールが起動し、下図が表示されます。

- MC3000において「MagicPacketポート番号」を変更していない場合は、[Step 5]に進みます。
- MC3000において「MagicPacketポート番号」を変更した場合は、
「config」を押し、表示された画面の[Port No.]に、MC3000において設定した「MagicPacketポート番号」を入力し、「OK」を押します。続いて、[Step 5]に進みます。
Step 5
「Start」を押します。

Step 6
下図が表示されると同時に、マジックパケットの検出が開始されます。

Step 7
任意の端末からマジックコネクトでMC3000にアクセスし、本ツールを実行している対象機器の起動をリクエストします。
(具体的な手順は MC3000利用者マニュアル 11ページからの「対象機器(接続先機器)を遠隔起動する」を参照してください。)
Step 8
マジックパケットを検出するごとに、リストにマジックパケットのデータが表示されます。
各項目の説明
- Arrival Time:マジックパケットを検出した日時です。
- MAC Address:マジックパケットに含まれるMACアドレスです。
- WOL Function:リストに表示されたMACアドレスが、本ツールを実行している対象機器のMACアドレスであった場合は「OK」、異なる場合は「NG」と表示されます。

マジックパケット検出結果に応じて、下記の原因が考えられます。
- リストに何も表示されない(マジックパケットが検出されない)場合
- MC3000に登録した対象機器のブロードキャストアドレスが間違っている
- LANのルータやL3スイッチの設定が間違っている
- マジックパケットが検出され、[WOL Function]に「NG」と表示された場合
- MC3000に登録した対象機器のMACアドレスが間違っている
- マジックパケットが検出され、[WOL Function]に「OK」と表示された場合
- MC3000に登録した対象機器のMACアドレスが無線LANインターフェースのものになっている。
(MC3000利用者マニュアル 2ページからの「対象機器(接続先機器)の情報収集」を参照し、インターフェース名を確認してください。 ) - 対象機器がWOL機能による起動に対応していない、もしくは許可しない設定になっている。
(MC3000利用者マニュアル 4ページからの「対象機器(接続先機器)の遠隔起動設定」を参照してください。 )
マジックパケット検出結果は、必要に応じてCSVファイルで保存することができます。
「Stop」を押したあと、「Save」を押すと、ファイル保存ダイアログが表示され、任意の場所に保存できます。
以上で終了です。