はじめに
対象機器がWindows 11 / 10の場合で「マジックコネクト利用時に対象機器にあるデータを手元のプリンターで印刷する方法」を
実施しても、下記問題が発生する場合があります。
- プリンターの一覧に手元のプリンタ名が表示されない
- 印刷位置がずれる
- フォントがおかしい、文字化けする
- その他エラーが発生する
本ページでは対処方法として、手元端末につないだプリンターのプリンタードライバーを、対象機器
(接続先機器)側にインストールする手順を案内します。



Windows 11への対応について(制限事項あり)
事前準備
Step 1
印刷したいプリンター(手元端末につないだプリンター)のメーカーと型番を確認します。
対象機器からプリンターメーカーのサイトにアクセスし、確認した型番に対応する最新版プリンタードライバーパッケージをダウンロードします。
ダウンロードの際にOSの種類や32bit/64bitの選択が必要な場合は、「対象機器のOS」に合致するものを選択します。
Step 2
入手した自己解凍形式のプリンタードライバーのパッケージを実行します。

Step 3
「解凍」を押し、プリンタドライバーのパッケージを解凍します。

以上で事前準備は終了です。
手順
対象機器がActive Directryで管理されている場合
Active Directoryの管理者に依頼をし、適切なグループポリシーオブジェクトに対してStep3~5の設定を適用してください。Step 1
マジックコネクト経由で、対象機器に管理者権限ユーザとしてサインインします。
Step 2
デスクトップ画面にある「スタート」ボタンを右クリック※し、メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。
※タブレットの場合は「スタート」ボタンを長押しします。
Step 3
[名前]に「gpedit.msc」と入力し、「OK」を押します。

Step 4
画面左側から[コンピューターの構成] → [管理用テンプレート] → [Windows コンポーネント] → [リモート デスクトップ サービス] → [リモート デスクトップ セッション ホスト] →[プリンターのリダイレクト]を選択し、
画面右側から「リモート デスクトップ Easy Print プリンター ドライバーを最初に使う」を選択し、ダブルクリックします。

Step 5
「無効」を選択し、「OK」を押します。

Step 6
[スタート]→[Windows システムツール]→[コントロール パネル]を選択します。

Step 7
[表示方法:]に「カテゴリー」を選択し、「デバイスとプリンターの表示」を選択します。

Step 8
適当なプリンターを選択し、上部メニューに表示された「プリント サーバー プロパティ」を押します。

Step 9
[ドライバー]タブを選択し、「追加」を押します。

Step 10
「次へ」を押します。

Step 11
対象機器で利用しているOSのプロセッサ(x86/x64)種別を選択して「次へ」を押します。
(通常は最適な項目が自動で選択されています。)

Step 12
「ディスク使用」を押します。

Step 13
「参照」を押します。

Step 14
事前準備のStep2で解凍したプリンタードライバーのフォルダを開き、
プリンタードライバー情報が記述されたinfファイルを選択します。

Step 15
一覧から手元端末で利用しているプリンターを選択し、「次へ」を押します。
途中でWindows追加モジュールのインストールを求められた場合は、併せてインストールします。

Step 16
「完了」を押します。

以上で終了です。